パニクリぐらし１巻も良かった

土日は、卒研のために学校に泊ってました。

しかし全然進まず。　ゼミで打ち合わせをした結果、また仕様変更が。

１２月中にプログラムを完成させて、１月に最終報告書を書かないと、単位取れないんじゃ……。

何で、最後の最後まで留年の心配せなあかんねん。

師走は、師だけが走ってれば良いんじゃー

という前振りは本当なのか疑わしいかもしれませんが、最近の更新頻度でその辺は察して下さい。


さて本題。

以前見てたアニメCanvas2の動画に（同作品の）漫画が面白いという書き込みが目立ったので

「ああ、こいつらウゼーな」と思いつつ漫画のCanvas2を読んでみました。

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一言で言うと、確かに面白かったです。

原作ゲームを一切やらずにアニメから入ってこのコミックスを手に取ったのですが、普通にアリだと思います。


このCanvas2という作品は、主人公とヒロインが絵描きのよくあるエロゲ展開です。

主人公とヒロインにはそれぞれ絵を画くのに支障をきたす過去があって、

ストーリーを交えてその過去を乗り越えていきます。

アニメだと、この主人公とヒロインそして幼馴染の三角関係が主な軸となっており、

コミックスだと、一応幼馴染も出てきますが主人公とヒロインを中心に話が進みます。

話の展開や描写もそうなんですが、キャラの性格や行動パターンが微妙に違っています。

個人的には、ヒロインのエリスがアニメよりずっとブラコン臭が強いと感じました。

話の展開やコマ割りなど、一つの漫画として非常に良い出来だと思うのですが、

僕が一番評価しているのは、主人公とヒロインの２人に焦点を絞った事です。

この事によって、タイトルにも「キャンバス」とある通り、２人が画家である設定を上手く活かせたと思います。


ヒロインが絵を好きになった理由がとても鮮明に描かれていて、

自分の作品に気持ちを込めて絵を画くという行為がよく理解できました。

絵でも文章でも音楽でも、それらを作るきっかけは「誰かに伝えたい事」が前提としてある訳で、

話の題材として芸術関係を扱う以上、とても大事な内容です。

アニメでもそんな描写があったかもしれませんが、あまり印象に残りませんでした。

ずっと前に見たらぶドルで「歌に気持ちを込める」という表現に納得できないみたいに書きましたが、

この漫画を読んで少し納得できた気がします。

その伝えたい事が伝わるか否かはさて置き、良い作品を作るモチベーションの維持には繋がりますね。


まあ、機会があればアニメと合わせて読んでみて下さい。　コミックスは全４巻です。