君が望む永遠 ほんとうのたからもの

アニメ「君が望む永遠」をまた見てました。　８月５日にも見たので、これで２回目の鑑賞です。

最初に見た時にも感想を書いたのですが、上手くまとめきれず記事を非公開のままで放置してました。

１回目と２回目では、泣けるシーンが違いますねぇ。

そこまで好きじゃないですけど、印象に残る名作アニメに違いは無いと思います。

本日の記事はネタバレになりがちなので、最初の２話までだけでも見ておく事を強く推奨します。

最近ヤンデレ関係のアニメを見まくっていましたが、これはそれら以上にドロドロな恋愛ストーリーです。

もちろん、このアニメ内にもヤンデレキャラはいます。

「ヤンデレキャラがいると、それだけでアニメ全体への印象を付けてしまう」という記事を見た事がありますが

この作品はそうでもないと感じます。　少なくても、その点では高く評価できます。

全１４話で構成され、最初の２話が高校時代、３話以降が高校卒業後のストーリーです。

一話一話に重みがあって、非常に濃い話になっています。

各キャラの心境や場の空気を正しく読み取る事が、このアニメを楽しむのに最適だと思います。

あまり感情的にならず、各キャラの立場になって心情を読み取って下さい。


■人物紹介
　　鳴海 孝之

遥に告白されて付き合う事になったヘタレ主人公。　高校卒業後は、ニートを経てフリーターへ。

　　早瀬 水月（左）　　涼宮 遥（右）

早瀬 水月：主人公達と仲の良い水泳部所属のヒロイン。　卒業後は、零細企業のＯＬになる。

涼宮 遥：片想いだった主人公と付き合うが、事故で意識を失い入院。　卒業後も未だ回復せず。

　　平 慎二

ギャルゲーでよくみる主人公の友人。　卒業後は大学へ進学し、今でも主人公と連絡を取り合う仲である。

　　涼宮 茜

遥の妹で、付き合い始めた孝之と遥をからかうが、姉想い。　主人公らと同じ高校へ進学し、姉の看病をする。



表面上は孝之と２大ヒロインとの恋愛ストーリーですが、慎二や茜などサブキャラも密接に関係してきます。

よく流れを理解していれば、各キャラの立場があって　誰も悪くない事が分ると思います。

ただ、主人公のハッキリしない対応には少し問題がありますが…。

時の流れは実に残酷で、仲の良かった彼らは卒業後の３年間で大きく関係が変化してしまいます。

半年や１年程度なら「おっ、久しぶり」で済むかもしれませんが、特に１０代の３年間の月日は長いですからね。


僕もMixi等で検索すると、小・中学時代の旧友が見つかったりするんですよ。

「ああ、懐かしいな」とか感じつつも、嫌な気分になりやすいです。

得意な算数で切磋琢磨お互い競い合って　勉強に関しては一目置いていた奴がいたんだけど

高校・大学受験ともに失敗してあまりレベルの高くない学校へ行っていたり、（人の事を言える立場でないけど）

幼稚園・小学校と５年も同じクラスで　途中転校してからも何度か遊んだ仲の良い親友がいたんだけど

段々ソリが合わなくなって　現在同じ学校で偶然再会したのに一度も会話を交せなかったり、

サッカー少年団やスキーの大会で活躍していた旧友が　最近病気で死んだという噂を聴いたり……

過去に深く関係があった人間も、月日が立てば別人になっちゃうんだなぁ……と悲しくなります。

学歴に限らず、中学と高校の６年間の過ごし方によって　人は大きく変わってしまうみたいです。


話が脱線しましたが、「君が望む永遠」というタイトルの意味は　最終話の絵本を見れば分ります。

７時間で見終わるので、是非このアニメを見て欲しいな、と思います。